神奈川県横須賀市は14日、2019年度予算案を発表した。一般会計は18年度当初比で7.2%増の1665億円で、26年ぶり大型編成。廃棄物処理施設の建設費が膨らんだほか、子育て支援などの歳出も増えた。産業振興やスポーツを活用したまちづくりも強化する。
歳入は法人市民税の減少などが響き、市税収入は0.4%減の598億円。一方、歳出は扶助費が5.5%増で、物件費も4.8%増えた。
産業振興やまちづくり関連では、市内に練習拠点を設けるサッカーJリーグ横浜・Fマリノスの図柄入りナンバープレートを今秋をメドに導入することも決めた。
子育て・福祉関連では、保育無償化の関連費用を計上したほか、市役所内に障がい者雇用を目指す拠点を新設する。同性同士や事実婚など多様なカップルを「パートナー」と認める取り組みの関連費用も盛り込んだ。