後発薬3社、4~12月最終増益 販売増で薬価下げ補う
後発医薬品大手の沢井製薬、東和薬品、日医工の2018年4~12月期連結決算が14日出そろい、そろって最終増益となった。新製品などが販売拡大をけん引し、薬価引き下げの影響を補った。
沢井製薬が14日発表した4~12月期の純利益(国際会計基準)は前年同期比7%増の168億円だった。新たに発売したインフルエンザ薬「タミフル」の後発薬が好調だったうえ、前期に買収した米子会社が全体の収益を下支えした。
東和薬品の純利益は42%増の104億円だった。予定していた研究開発費の計上が先送りになり、利益を押し上げた。19年3月期の純利益見通しを前期比77%増の115億円と従来予想から25億円引き上げた。
日医工の純利益(国際会計基準)は3%増の69億円だった。
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