2019年9月19日(木)

中遠海運集団、ペルーの埠頭買収

2019/2/14 19:00
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【大連=原島大介】中国国有の海運大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)はペルー・チャンカイ港の埠頭を買収する。同埠頭の管理会社の株式を60%取得する予定で、取得額は2億2500万ドル(約250億円)。同社が南米の埠頭を買収するのは初めて。中国の広域経済圏構想「一帯一路」の実現に向け、世界各地で拠点確保を急ぐ。

「一帯一路」構想の実現に向け、拠点確保を急ぐ(スイス・ダボスで開いた調印式)

このほど、コスコ傘下で港湾運営の中遠海運港口が、ペルーの鉱山会社、ボルカンから株式を取得することで両社が合意した。コスコの許立栄董事長は「今回の買収は、さらなる海洋ネットワークの構築だけでなく、中国とペルーの貿易拡大にもつながる」と述べた。

チャンカイ港はペルーの首都、リマ北部に位置する。コスコによると、交通の要所であるだけでなく、水深が最大で16メートルと大型船が寄港できる。同港では新たな埠頭の建設も計画しているという。

コスコは近年、世界各地で埠頭への投資を積極化している。ギリシャのピレウス港を買収したほか、オランダのロッテルダム港、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビなどで埠頭の利用権を取得。現在は世界52カ所で埠頭を運営している。

中国政府が「一帯一路」構想を推進するなか、コスコはその先兵としての役割を担う。今後も世界的な輸送網の構築に向け、投資を拡大していく方針だ。

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