パーティードレスで海中遊覧 オーシャンスパイラル

2019/2/14 13:18
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船上パーティーの余興は海中散歩――。こんなビジネスが2021年にも生まれる可能性がある。海中バルーン(海の気球)と呼ぶ潜水装置を使った事業を手がけるオーシャンスパイラル(東京・港)は、大和ハウス工業グループの2社と業務提携した。海外での販路開拓や潜水装置のデザインで大手のノウハウを活用する。

オーシャンスパイラル(東京・港)が21年にも始める海中バルーン事業のイメージ。母船からつるす球体に乗り込み、海中を楽しむ

オーシャンスパイラルの潜水装置は直径約3メートルで、最大5人が乗り込めるという。設計と製造は潜水艇メーカーの米トライトンが担う。アクリル製で透明の球体を母船からワイヤでつるし、母船と一緒に動くことで観光リゾートの海中を遊覧する。

水深100メートルまで潜ることができ、酸素を供給したり、装置の揺れを抑えたりする機構を備える。船上でのパーティーなど、イベントと組み合わせ、海中に潜る機会を提供する予定だ。乗客1人当たりの利用料は5万円程度を想定するという。

今回、大和ハウス工業系で内装デザインなどを手がけるデザインアーク(大阪市)、モノコンセプションプロダクツ(同)の2社と提携した。デザインアークとは海外向けの販売で、モノコンセプションプロダクツとは内外装のデザインで協力する。

オーシャンスパイラルは船を所有したい投資家を集め、高級ホテルやクルーズの運営会社などのサービス事業者にリースする事業モデルを描く。一隻当たりの投資額は母船と潜水装置を合わせて10億円程度の見込み。20年末に1号機を完成させ、21年からサービス開始を目指す。

新たな観光資源の目玉を求める新興国のリゾート地などから引き合いがあり、マレーシアやモルディブなどを候補地に、すでに交渉も一部始めているという。米沢徹哉社長は「消費者が海中を身近に楽しめる文化をつくる」と話している。

(企業報道部 山田遼太郎)

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