2019年3月26日(火)

米、ポーランドと蜜月 NATOの「模範」と評価

トランプ政権
ヨーロッパ
北米
2019/2/14 5:37
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【ワルシャワ=中村亮】トランプ米政権がポーランドと蜜月関係を築いている。同国を訪問中のペンス副大統領は13日、「ポーランドとは特別な絆を築いている」と強調した。軍事費拡大を進めるポーランドを北大西洋条約機構(NATO)加盟国の模範と位置づけ、他の欧州諸国に追随するよう促す狙いがある。ポーランドもロシアに対する防衛のために米軍と協力関係を深めたい考えで、両国の意向が一致している。

ペンス氏は同日、ポーランドの首都ワルシャワで「危険性が高まる世界で(ポーランドとの)同盟関係は決定的に重要になっている」と訴え、エネルギーや軍事分野での協力強化に意欲を示した。ポーランドのドゥダ大統領も「今年は米国との対話をとても緊密にしていきたい」と意気込みを語った。

トランプ大統領は防衛義務の履行と引き換えに軍事費を国内総生産(GDP)比で2%以上に増やす目標の達成を欧州各国に強く迫ってきた。ポーランドはこの目標を早期に達成し、さらに拡大する方針だ。13日にはポーランドが「高機動ロケット砲システム」を米国から購入することで正式合意した。米国はポーランドを持ち上げ、軍事費目標に届かないドイツなどに警鐘を鳴らす狙いがある。

ポーランドも最大の脅威となるロシアに対抗するため、米国への接近を試みている。ポーランドはイランを敵視していないが、米国が中東政策の最重要課題と位置づけるイラン対策を中心に議論する国際会合の共催を決めた。米国に貸しをつくって防衛協力を深める狙いが透ける。

ドゥダ大統領は2018年9月にワシントンを訪問し、米軍が恒常的な軍事基地をポーランド国内に設けることを提案した。基地を「フォート・トランプ(トランプの城塞)」と名付けると説明。基地負担の費用として20億ドル(約2200億円)を拠出する用意があるとして、米軍との協力強化を模索していた。

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