2019年9月18日(水)

勝利のメンタリティー(山本昌邦)

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ハーフタイムにも成長 サッカー日本の高き修正力

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2019/2/15 6:30
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サッカーの日本代表は2大会ぶりの王座奪還を狙ったアジアカップで準優勝に終わった。優勝しか頭になかった選手たちはアラブ首長国連邦(UAE)の地で非常に悔しい思いをしたことだろう。それでも、1次リーグから決勝まで7試合の修羅場を踏めたことは、今後のチームの進化に確実に寄与するはずである。

そもそも、12月がJリーグのオフにあたる代表の国内組にとって、オフ明けの1月の試合は本当に厳しい。清水のFW北川航也なんかは11月でシーズンが終わっていたようなものだから、試合勘を含めて調子を上げていくのは本当に大変だったろう。

シーズン中の欧州組も真冬の各国から暑いカタールに来て、連戦をこなすわけだから、こちらも別次元の大変さがあった。しかも所属クラブでコンスタントに試合に出ている選手と、そうでない選手とではコンディションに差がある。そういういろいろなばらつきがある中で選手をやり繰りしながら、今回の日本は決勝までたどり着いた。

決勝のカタール戦で前半、2点目を失い厳しい表情の吉田(中央)ら=共同

決勝のカタール戦で前半、2点目を失い厳しい表情の吉田(中央)ら=共同

西アジア開催のアジアカップで優勝経験がある東アジア勢は日本だけ(2000年レバノン大会のトルシエ・ジャパンと11年カタール大会のザック・ジャパン)。そして今回3回目の優勝を果たす一歩手前までいった。これは日本に底力がある証拠だろう。20歳の冨安健洋(シントトロイデン)のような有望な若手を実戦の中で鍛えながら勝利も追求。そのあたりの長期展望とのバランスもよかったと思っている。

立ち上がりのつまずき響く

2月1日のカタールとの決勝戦は試合の入りが悪かった。「最強」とうたわれたイラン相手に日本は準決勝で完璧に近いサッカーを披露し、3-0で快勝した。そこでエネルギーを使った反動がきたような感じだった。12分にカタールのエース、アルモエズ・アリにオーバーヘッドの先制点を許して衝撃を受け、狂ったリズムを立て直す前に2点目も失った。この立ち上がりのつまずきが最後まで重くのしかかった。

それでも後半の日本は素晴らしい反発力を見せた。カタールを押し込み、69分に南野拓実(ザルツブルク)が追撃のゴールを決めた。押せ押せの逆転ムードはさらに広がった。後半のカタールのチャンスらしいチャンスといえば、80分のCKにつながるカウンターくらいだった。そのCKからVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による幸運なPKがカタールにもたらされ、万事休した。

本当に悔しい2位ではあるが、今大会の日本は他のチームにはない修正能力を武器に、よく戦ったと個人的には思っている。日本の得点は、後半の10分から30分にかけて、という時間帯が多い。なぜだろう。

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