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ネットの老舗エキサイト買収 再建のビジョンは

XTech・西條晋一社長 前編(日経STARTUP X)

元商社マンの西條晋一社長(45)が率いるXTechは設立1年あまりのスタートアップ。IT関連事業を興しながら起業支援の投資も手掛ける「IT業界の総合商社」を自認する。そんな同社が注目を浴びたのが昨年のエキサイト買収だ。スマートフォン(スマホ)時代の波に乗り遅れた観のある老舗ネット企業をどうやって再建するのか。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した西條社長が、様々な腹案を披露した。

買収のきっかけは西條社長が古巣の伊藤忠商事の社員と会食した時のこと。当時エキサイトは伊藤忠傘下にあり、その立て直しの話になった際、もともと老舗ネット企業の再建に興味があった西條社長が「僕が行きましょうか?」と提案した。エキサイトは業績こそ落ち込んでいたが「バランスシートがしっかりしていた」(西條社長)こともあり、ただちに買収資金調達のメドがたったという。エキサイトに対するTOB(株式公開買い付け)は昨年10月に約52億円で成立した。

エキサイトは課金コンテンツやプロバイダーなどの事業を展開しているが、スマホ時代に合ったサービスは乏しい。社内に多く抱える優秀なエンジニアを生かして、既存のサービスにこだわらず積極的に事業の中身を入れ替えていきたいという。具体的にはフィンテック関連や課金コンテンツの新事業などを検討しており、スマホシフトを進める方針。スマートスピーカーを活用した音声関連のコンテンツやサービスも手掛けたいという。

(2019年1月16日収録)

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