2019年9月19日(木)

ミラティブ、ゲーム実況アプリ拡大へ35億円調達

2019/2/13 11:48
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モバイルゲーム実況アプリのミラティブ(東京・渋谷)は13日、実況アプリ事業拡大のため、今年半ばめどに総額35億円の資金調達を実施すると発表した。テレビCMを大量投下するほか、韓国を皮切りに海外展開も本格化させる。バーチャルアバターなど新規事業にも投資する計画だ。資金調達の狙いと今後の事業戦略について赤川隼一社長に聞いた。

ミラティブの赤川隼一社長

――35億円の資金調達を公表しました。

「シリーズBラウンドとしてすでに31億円を調達しており、最終的に35億円になる見込みだ。グロービズ・キャピタル・パートナーズや伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、ANRIは前回に続いて追加投資してもらった。新たにグローバル・ブレインとジャフコ、YJキャピタルなどにも出資してもらった」

――大手ベンチャーキャピタル(VC)が軒並み出資しています。

「インターネットのコミュニケーションサービスの可能性に期待してもらっている。ゲーム実況サービスは月間利用者が数十万人に達している。2019年に商用化する次世代通信『5G』により、コミュニケーションアプリを常時接続する若者が増えるとみている」

「実況アプリの競合はまだ少ない。調達資金でテレビCMを流すことで認知度を高めて利用者を一気に増やしていく」

――新規事業にも力を入れています。

「18年8月にバーチャルアバター事業に参入した。25歳以下の若者を中心に利用者が伸びている。バーチャルユーチューバーが7千人いるとされるが、アバターはオタクの遊びではなく、新しい若者文化になりつつある。アバターの着替え服にお金を出している。アバターのボイスチェンジャー機能も開発中だ。今後も機能を拡充していきたい」

――海外展開も始めます。

「韓国を皮切りに海外を攻めていきたい。ディー・エヌ・エー(DeNA)時代に海外事業を担当したが、海外の好みを読み切れなかった。今のゲームの主力顧客である海外のミレニアル世代は、日本のアニメで育っている。バーチャルインスタグラマーが米国でやっている。日本のアバター文化は世界で先行していると思うので、先行者利益が得られるとみている」

――採用についてどうお考えですか。

「資金調達の狙いの一つは採用拡大だ。今は社員約20人だが今後1年で技術者中心に100人規模にしたい。ゲーム実況のデータを人工知能(AI)解析して利用者の好みを高精度に分析する仕組みも作っていきたい」

――上場のタイミングはいつごろですか。

「グローバルで勝てる目星がついた頃が、新規株式公開(IPO)するか、M&A(合併・買収)で他社と一緒になるかを考えるタイミングだと今は思っている」

(聞き手は企業報道部 榊原健)

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