2019年3月25日(月)

カリフォルニア高速鉄道計画、州知事が縮小表明

自動車・機械
北米
2019/2/13 6:50
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【シリコンバレー=中西豊紀】米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は12日、州内の主要都市を結ぶ高速鉄道の整備計画について「コストがかさむ」として撤回の意向を表明した。同計画にはかつてJR東日本などが入札を検討していたが、採算の確保が難しいとして見送った経緯がある。米国での鉄道インフラ事業は日本企業も参画を狙うが、進捗の遅れが目立っている。

カリフォルニア州のニューサム知事=AP

カリフォルニア州の高速鉄道計画はサンフランシスコ市とロサンゼルス市、アナハイム市の全長約840キロメートルを3時間弱で結ぶというもの。2008年に州債の発行などで財源措置をとったが、その後は実行に至らず、何度も計画が練り直された。

最新の計画は総工費が770億ドル(約8兆5千億円)で、完成は2033年を予定。ニューサム知事は「コストと時間がかかりすぎる」と述べ、一部の地方路線のみに絞る大幅な計画縮小を発表した。

国際入札で事業者を募る同プロジェクトには日本勢も興味を示しており、JR東を中心とした企業連合が新幹線車両や信号システムを輸出する青写真を描いていた。15年には安倍晋三首相が当時のブラウン知事に「トップセールス」を実施している。

ただ、JR東も17年4月に入札をしない方針を表明するなど、計画は宙に浮いていたのが実態。一部有権者はオバマ前大統領時代のグリーンニューディールの象徴として鉄道を推進していたが、今年就任した新知事の下、白紙となった格好だ。

米国ではカリフォルニアのほかにテキサス州やイリノイ州で高速鉄道の整備が計画されている。テキサスでは18年の予定だった工事開始が19年にずれこんだ。同州での計画にはJR東海が積極的に売り込みを進めている。トランプ大統領は鉄道を含めたインフラ整備を公約に掲げるが、実現は遅れている。

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