2019年2月20日(水)

OPECの1月産油量、2.5%減 協調減産で

中東・アフリカ
2019/2/12 21:44
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【カイロ=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)が12日発表した1月の産油量は前月比2.5%(日量79万バレル)少ない日量3080万バレルだった。原油価格を押し上げるためOPECはロシアなど主要な非加盟国と昨年末に合意し、1月から6カ月間、日量120万バレルの協調減産を実施している。価格引き下げのため増産を求めているトランプ米大統領の批判を招く可能性がある。

OPECの1月の産油量は前月比2.5%減った(サウジアラビアの油田施設)=ロイター

OPEC最大産油国のサウジアラビアは、前月に比べ日量35万バレル少ない、日量1021万バレルだった。アラブ首長国連邦(UAE)は同307万バレルと14万バレル減った。両国が率先して減産することで産油国の結束を演出した。

ロンドン市場の北海ブレント原油先物は昨年末の1バレル50ドル台前半から、足元では62ドルまで回復している。OPECの減産が価格を下支えしており、有権者に不人気な原油高を避けたい米国と対立する恐れがある。

18年11月に米国のトランプ政権による原油制裁が復活したイランは、日量275万バレルと前月から微減にとどまった。米国が日本などイラン原油の一部輸入国に適用除外を認めたことが影響したもようだ。

OPECは19年の原油の需要見通しについて18年比で日量124万バレル増と、従来予想から5万バレル下方修正した。米中の貿易摩擦などで世界経済の減速懸念が広がっていることが影響するとみられる。19年の非加盟国の産油量は米国が押し上げ、日量218万バレル増と前回予想から8万バレル上方修正した。

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