2019年5月26日(日)

アピックヤマダ、上場廃止へ ヤマハ発動機傘下に

2019/2/12 21:00
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半導体製造装置のアピックヤマダは12日、同業の新川の完全子会社になると発表した。新川が5月上旬からTOB(株式公開買い付け)を始め、6月下旬にも完了する。買収額は70億円の見込み。買収に伴い、アピックは上場廃止となる見通し。新川はあわせてヤマハ発動機の子会社になることも発表。3社の技術を持ち寄り、チップを製品化する工程を顧客に提案する。

東京で買収の記者会見をしたヤマハ発動機の加藤敏純常務執行役員(中)と新川の長野高志社長(右)、アピックヤマダの押森広仁社長

アピックを子会社化した新川が事業部門を切り離し、7月1日付で共同持ち株会社に移行。アピックヤマダと新川の事業会社が100%子会社として傘下に入る。共同持ち株会社株の57%をヤマハ発動機が所有する。

アピックヤマダの上場廃止は夏から秋ごろになる見通し。長野県千曲市の同社工場の体制や雇用に変更はないとしている。共同持ち株会社の役員にはアピック側から1人が就任する。

新川、アピックはチップを製品化する際に必要な装置を製造している。それぞれ別の工程を担う装置を強みとしており、事業統合の効果があると判断した。製品化の工程をセットで顧客に提供し、競争力を高めるとともに、製造に伴うコスト削減を狙う。タイにある新川とアピックの拠点は統合する方向だ。

アピックヤマダは同日、2019年3月期連結決算の最終損益が4億6000万円の赤字になりそうだと発表した。従来予想は500万円の黒字だった。売上高は21%減の100億円になる見通し。米中貿易摩擦などで納期の先送り要請が取引先から来ているという。

18年4~12月期の連結最終損益はアピックが5億3400万円、新川が21億円のそれぞれ赤字だった。

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