2019年2月16日(土)

日航、手荷物の搭載業務にパワーアシストスーツ導入

自動車・機械
サービス・食品
2019/2/12 16:55
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日本航空は12日、手荷物や貨物をコンテナなどに積み下ろしする業務に着用型ロボットのパワーアシストスーツを導入したと発表した。モーターで腰などを支え、少ない力で重い荷物を取り扱いやすくする。まず成田空港と羽田空港に10着ずつ導入し、全国の空港に順次広げていく。

パワーアシストスーツを装着して手荷物を持ち上げるJALグランドサービスの社員(12日、羽田空港)

パワーアシストスーツを装着して手荷物を持ち上げるJALグランドサービスの社員(12日、羽田空港)

日航グループで国内主要空港の地上業務を担うJALグランドサービス(東京・大田)が羽田空港で、パワーアシストスーツを活用した荷物の積み込み作業を公開した。背中から腰を覆う形状の黒いアシストスーツを身につけた社員が、旅客の預けた手荷物をベルトコンベヤーからコンテナに1つずつ積んでいた。

アシストスーツはATOUN(アトウン、奈良市)の製品を導入した。バッテリーとモーターを内蔵し、荷物を持ち上げる際は引き上げる力、降ろす際には背中から引っ張り上げる力が働いて腰への負荷を軽くする。アトウンによればスーツを着用することで、同じ時間に運べる箱の数が約2割増えたという。

訪日外国人客の増加などを受けて国内の各空港では就航便数が拡大し、手荷物や貨物の取扱量も急増。地上業務の人手不足が課題となっている。JALグランドサービスの中村泰寛社長は「地上業務は航空産業で最も自動化が遅れている。働く人たちの環境改善に取り組みたい」と述べた。

パワーアシストスーツは介護現場などで利用が広がりつつある。日航とアトウンは今後、腰だけでなく腕の負担も軽くできる機能などを開発する方針。アトウンの藤本弘道社長は「年齢や性別による力の障害をなくしていきたい」と話した。

(福冨隼太郎)

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