2019年2月21日(木)

"化粧"は人前から隠れて 平和祈念像、シートの内に

九州・沖縄
社会
2019/2/12 10:13
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長崎市は12日、原爆の爆心地近くにある平和祈念像を塗り直す前に、全体をシートで覆い始めた。塗料が飛び散らないようにするのが目的。きれいに"化粧"を整え、元の青みがかった色になって人々の前に姿を現すのは、3月下旬になる見通しだ。

 塗り直しのための覆いに実物の写真が取り付けられた平和祈念像(12日午前、長崎市)=共同

塗り直しのための覆いに実物の写真が取り付けられた平和祈念像(12日午前、長崎市)=共同

塗り直しは19年ぶり。祈念像の表面があちこちで剥げ落ち白っぽくなってしまったため、市は被爆から75年の節目を迎える2020年に先だって塗り直すことにした。1月下旬から、作業用の足場を組む作業が始まっていた。

平和祈念像は、天に向けた右手が「原爆の脅威」を、水平に伸びた左手が「平和」を表し、まぶたを閉じて犠牲者を悼んでいる。彫刻家の故北村西望氏が手掛け、終戦目前の原爆投下から10年後の1955年8月に完成した。青銅製で高さは本体が9.7メートル、台座が3.9メートル。

市は毎年8月9日の「長崎原爆の日」に、祈念像前で平和祈念式典を開いている。〔共同〕

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