2019年4月25日(木)

ナジブ前首相の初公判、延期 マレーシア控訴裁が決定

東南アジア
2019/2/11 19:29
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【クアラルンプール=中野貴司】マレーシアの控訴裁判所は11日、政府系ファンド「1MDB」の汚職事件に関するナジブ前首相の初公判の延期を決めた。複数の地元紙が報じた。初公判は12日に開かれる予定だったが、ナジブ氏側が別の1MDB関連の起訴手続きが決着するまで延期を求めていた。新たな初公判の日程は未定だ。

42件の罪で起訴されているにもかかわらず、ナジブ前首相は活発に活動する(18年12月、クアラルンプール)=ロイター

42件の罪で起訴されているにもかかわらず、ナジブ前首相は活発に活動する(18年12月、クアラルンプール)=ロイター

ナジブ氏は1MDBに関連して、これまでに42の罪で起訴されている。12日に予定されていた初公判は、このうち1MDBの元子会社「SRCインターナショナル」を巡って4200万リンギ(約11億円)を不正に受け取った計7件の罪に関するもの。今後続く一連の公判の最初のケースとして、注目されていた。

ナジブ氏は18年7月に初めて逮捕・起訴された後、国民からの支持を失っていたが、最近は再び政治活動を活発化している。自らの選挙区があるパハン州で1月に実施された下院の補選では、野党連合の候補を精力的に応援し、勝利に貢献した。

18年5月に発足したマハティール政権の勢いに陰りがみえていることを踏まえ、ナジブ氏側は裁判を引き延ばし、国民が注目する間に政権批判を繰り返した方が得策だと判断したもようだ。新たな初公判の日程は控訴裁判所が後日決めるが、3月以降にずれ込む可能性もある。

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