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中国外貨準備で金保有2カ月連続増 米をけん制か

【北京=原田逸策】中国が外貨準備での金の保有を増やしている。2019年1月末の保有量は前月末比12トン多い1864トンと2カ月連続で増えた。一方、米国債の保有は昨年夏から減らし続けている。ドル離れを探る動きをみせることで、11日から北京で始まった貿易協議で米国をけん制するねらいもありそうだ。

金保有は昨年12月末に2年2カ月ぶりに増やしたのに続く動きだ。中国人民銀行(中央銀行)が11日に公表した19年1月末の外貨準備の内訳として公表した。

対照的に中国が官民で保有する米国債は昨年11月末に1兆1214億ドル(約120兆円)となり、18年6月から6カ月連続で減少した。保有額は17年5月末以来の低水準となる。外貨準備の金額はほぼ横ばいで推移しており、米国債を圧縮した分を金など他の資産に振り向けているようだ。

どんな通貨とも交換できる金は「無国籍通貨」といえる資産で、すぐに換金できる利点もある。ロシアやトルコなど米国と距離を置く国々も米国債を減らし、金保有を増やしている。

米財務省は中国の米国債保有の動きに神経をとがらせており、中国は金保有拡大の動きを公表することで対米貿易交渉を有利に進める思惑もありそうだ。

19年1月末の外貨準備は前月末比152億ドル多い3兆879億ドルだった。前月比の増加は3カ月連続。国家外貨管理局の王春英報道官は(1)円などが対ドルで上昇し、円建て資産などの価値がドル換算で膨らんだ(2)(外貨準備で保有する)債券の価格が上昇した――の2つを増加の原因としてあげた。

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