2019年4月25日(木)

道路網整備へ220億円 ミンダナオ支援で日比外相

政治
東南アジア
2019/2/10 22:37
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【ダバオ=共同】フィリピン訪問中の河野太郎外相は10日、南部ミンダナオ島ダバオでロクシン外相と会談した。同島西部では40年以上続いた政府とイスラム勢力の紛争の影響で道路網整備が遅れており、日本が道路の新設や改修に約2億ドル(約220億円)の借款を供与することで合意した。

モロ・イスラム解放戦線のムラド・エブラヒム議長(左)と握手する河野外相(10日、フィリピン・ダバオ)=共同

河野氏は会談後の共同記者発表で「道路網整備で人々の生活基盤を支えたい。(イスラム側の)元兵士らの雇用創出や生計の向上も支援する」と述べ、和平プロセスに積極的に関与する方針を表明した。ロクシン氏は「ミンダナオ島が著しい発展を遂げられると確信した」と述べた。

日本外務省によると、幹線道路への接続道路計約80キロを新設・改修する。また2022年に発足するイスラム自治政府内にできる元兵士の武装解除チームへの支援や、治安維持組織が使う設備の整備でも協力する。

河野氏はイスラム最大勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)のムラド・エブラヒム議長とも会談した。エブラヒム氏は日本による和平プロセスの後押しに謝意を示した上で「医療、教育の分野で日本の支援を期待したい」と述べた。

一連の会談後、河野氏は記者団に「(ミンダナオ紛争があった)地域の人々が平和の果実を感じられる経済発展を支援することは、日本のテロ対策としても重要だ」との考えを示した。

ミンダナオ紛争を巡っては、14年に政府とMILFが包括和平に合意。イスラム側に高度な自治権を認める自治政府の樹立が決まり、領域を確定させる住民投票が1~2月に実施されるなど和平プロセスが進んでいる。

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