2019年2月22日(金)

「違法な訴訟指揮」と高裁 埼玉の傷害致死、差し戻し

社会
2019/2/9 8:55
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知人の男性を殺害したとして強盗殺人罪などに問われた不動産コンサルタント、宮口義弘被告(59)の控訴審判決で、東京高裁は9日までに、一審の訴訟指揮に違法な点があったとして、懲役10年の一審・裁判員裁判判決を破棄し、審理をさいたま地裁に差し戻した。

2018年2月の一審判決は、被告単独か氏名不詳者との共謀による犯行と認定。殺意は認めず傷害致死罪を適用した。

高裁の栃木力裁判長は、一審の裁判官が証拠調べ終了後、検察官に単独または氏名不詳者との共謀による犯行とするよう訴因変更を促したうえで変更を許可した一方、弁護人の弁論再開請求を却下したと指摘。「弁護人の反証の機会を奪うもので極めて不当」とした。

一審判決によると、被告は単独または氏名不詳者と共謀して16年2月3日ごろ、埼玉県春日部市の森重正三さん(当時73)を手段不明の暴行で死亡させ、同月5日か6日ごろ、遺体を群馬県藤岡市の空き地に運んで埋めた。被告、検察双方が控訴していた。

東京高検の山上秀明次席検事は「判決内容を十分に精査し、適切に対処したい」とのコメントを出した。〔共同〕

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