米産大豆、供給過剰続く 2月の米穀物需給

2019/2/9 6:03
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【シカゴ=野毛洋子】米農務省が8日発表した2月の穀物需給は微調整にとどまり、米産大豆の供給過剰基調を裏付ける内容だった。同省は18~19年度の期末在庫を昨年12月比124万トン減の2476万トンに引き下げた。生産量推定を下方修正したためだが、基本的には豊作だ。期末在庫は中国向け輸出減などが響き、前年の約2倍に当たる過去最高の水準にある。

大豆を収穫する米アイオワ州の農家

また、悪天候で減産が見込まれるブラジルの大豆生産量は同500万トン減の1億1700万トンと推計し、市場の予想範囲内だった。関係者の間では「新味のある内容ではなかった。我々の関心は米中貿易交渉の行方に尽きる」(米穀物ブローカー、アレンデールのリッチ・ネルソン氏)との声が出ていた。

月例の穀物需給は市場関係者が価格を占う材料になる重要指標だが、昨年末から35日間続いた米政府閉鎖の影響で1月分の発表がなかった。このため今回の内容次第では相場が揺れるとみて注目度が高まっていたが、蓋を開けてみると市場への影響は薄かった。

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