2019年2月20日(水)

千葉女児死亡 逮捕の父、職場では「別の顔」

社会
2019/2/9 0:56
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千葉県野田市立小4年、栗原心愛さん(10)が死亡した事件で父、勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=は市教育委員会や児童相談所に威圧的な態度を示して要求を通そうとした。だが、勤務先の上司は同容疑者について「穏やかで、怒るところを見たことがない」と語る。子供のこともかわいがっている様子で、家族を大切にしているとみられていた。

栗原勇一郎容疑者(フェイスブックから)=共同

勇一郎容疑者は母、なぎさ容疑者(31)=同=の実家がある沖縄県糸満市で2017年まで家族と生活。沖縄の観光振興団体で働き、野田市への転居後、同じ団体の東京事務所に採用された。イベント運営や接客を担当。礼儀正しく、熱心に仕事に取り組んでいた。

乱暴なそぶりはもちろん、声を荒らげるところも見せたことがなく「人に何かを強く言うことすらなかった」と上司は証言する。

よくしゃべる方ではなかったが、子供のことが話題に上る場面も。勇一郎容疑者は妹がいる心愛さんを「上のお姉ちゃん」と呼び、学校行事に参加した話をしたり、クリスマスを前に「自転車を買ってあげる」とうれしそうに語ったりした。

しかし、捜査関係者によると、なぎさ容疑者は勇一郎容疑者の行動を巡り「冬休み中に娘に暴行して、あざができた。隠すため2018年末から外出させなかった」と供述している。心愛さんが父の暴力をアンケートで訴えた小学校や市教委、一時保護した児相にも、勇一郎容疑者はこわもての保護者と映った。

上司は「報道に接して驚いたが、今思えば非の打ちどころがなさすぎた。私たちの前では、そういう姿を見せないようにしていたのか」と語った。〔共同〕

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