富山県は8日、第6回富山県ものづくり大賞に池田模範堂(同県上市町)の「汗かぶれ治療薬 アセムヒEXの開発」を選んだと発表した。3月20日に富山市内で表彰式を行う。
池田模範堂は、自分の汗でかぶれてしまう皮膚トラブルを「汗かぶれ」と定義し、「あせも」とは異なる処方による一般医薬品を開発。新たな市場を創出し、今後のシェア拡大も期待できることが評価された。
優秀賞は、三光合成の「金属3Dプリンターを用いた高生産性プラスチック射出成型金型の製造技術の開発」と富山村田製作所(富山市)の「HDD向け積層圧電アクチュエーターの開発」が受賞。特別賞には、ニッポンジーンマテリアル(同)の「長期室温保存を可能とする乾燥技術を用いた植物病遺伝子検査キットの開発」が選ばれた。
富山県ものづくり大賞は、県内に本社や研究開発拠点を置く企業が開発した技術や製品を対象に2年に1度選出。今回は15企業17件が応募していた。