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オンワード、カタログギフト大手の大和を買収

アパレル大手のオンワードホールディングス(HD)は8日、カタログギフト大手の大和(長野県安曇野市)の全株式を取得し子会社化すると発表した。オンワードはオーダースーツや服飾雑貨など自社ブランドをギフトとして販売する。市場が拡大する法人や誕生日向けなどのカジュアルギフトの需要も掘り起こす。

3月1日に投資ファンドの東京海上キャピタルから大和の全株式を譲り受ける。買収額は公表していないが数十億円とみられる。同日付でオンワードHDから役職員を派遣する。2020年2月期の連結業績に与える影響は精査中という。

大和の18年6月期の売上高は約150億円で、最大手のリンベル(東京・中央)などに続く業界3位。企業が取引先への手土産や福利厚生などに利用するビジネス向けのギフトに加え、ユナイテッドアローズなど若者に人気のセレクトショップのギフトも取り扱っている。

オンワードは食をテーマにしたネット通販「オンワード・マルシェ」のカタログ販売を手掛けている。今後は大和が手掛けるカタログギフトの販路で、オンワードのブランドを集めたカタログを販売する。オンワードが注力するオーダースーツ「カシヤマ ザ・スマートテーラー」の仕立券や、アパレルブランドの衣料品や雑貨などを集めたカタログを想定している。ネット販売に加え、百貨店などの実店舗で販売する。

矢野経済研究所によると、17年の国内のギフト市場規模は16年比2.3%増の10兆4430億円。母の日や父の日などに贈るカジュアルギフトが成長している。紙のカタログギフトは一定数のギフト商材の在庫を抱える必要があるが、オンワードは自社のネット通販サイトに誘導することで、在庫の削減など効率的な販売にもつなげられるとみる。

同社は停滞するアパレル部門のてこ入れとして、生活雑貨や食品を含めたライフスタイル部門の強化を急いでいる。カタログギフト事業を取り込むことで、若い顧客層を開拓する。将来的には、アジアなど世界展開も計画し、早期に大和の売上高を現在の倍となる300億円に引き上げる。

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