2019年8月25日(日)

サウジ当局者が計画実行 記者殺害調査で国連報告者

2019/2/8 13:36
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【ジュネーブ=共同】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件の国際調査を進める国連のカラマール特別報告者は7日「これまでに集められた証拠は、残忍かつ周到に準備された殺人がサウジ当局者により計画、実行されたことを示している」とする声明を発表した。これらの証拠の確かさを調査団が独自に確認するまでには至っていないという。

殺害されたサウジアラビアの著名ジャーナリストであるカショギ氏=ロイター

カラマール氏は法律や犯罪の専門家3人と共に1月28日~2月3日にトルコを訪問、トルコ外相らと会談するなどして調査を実施した。正式な調査結果は6月の国連人権理事会で報告される見通し。

米紙ニューヨーク・タイムズは7日、米情報当局が傍受した会話の内容として、サウジのムハンマド皇太子が2017年9月に、カショギ氏がサウジ政府批判をやめなければ「銃弾」を使ってでも身柄を押さえると発言していたと報じた。

カラマール氏は、事件は「国際法や外交関係に関する重要な規則の違反だ」と強調。さらに事件を解明しようとするトルコ当局の努力を、サウジが抑えて台なしにしようとしていると批判した。

声明によると、調査団は、トルコ側が所持する事件当時の詳細な音声記録などの情報にアクセスできたが、情報の真偽を独自に確かめることはできていないという。事件を担当するトルコ当局の捜査官や法医学専門家らと話をする機会も持てなかった。

カショギ氏は昨年10月、サウジ総領事館でサウジ当局者らに殺害された。遺体は未発見。ムハンマド氏の関与が疑われているが、サウジ政府は否定している。

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