2019年3月26日(火)

18年の食品輸出は9068億円、牛肉・果実など伸びる 1兆円目標に王手

経済
2019/2/8 9:32
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農林水産省が8日発表した2018年の農林水産物・食品の輸出額は17年比で12.4%増の9068億円だった。6年連続で増え、過去最高額を更新した。台湾向けの牛肉や香港向けのイチゴなど幅広い品目が伸びた。日本食の人気は各国で根強く、政府が掲げる19年の1兆円目標を達成できるかが焦点になる。

農産物は14.0%増の5661億円、林産物は6.0%増の376億円、水産物は10.3%増の3031億円になった。国・地域別で最も多いのが香港で12.7%増の2115億円、次いで中国が32.8%増の1338億円、3位が米国で5.5%増1177億円だった。17年まで中国は3位だったが、18年は米国と順位が逆転した。

品目別にみると、畜産物は牛肉が29.1%増の247億円と大きく伸びた。鶏卵も49.4%増の15億円と拡大した。香港などで生卵や半熟卵を出す日本食レストランが増えた。野菜・果実ではリンゴが27.6%増の140億円、イチゴが40.7%増の25億円だった。いずれも台湾向けなどが好調だった。

水産物ではサバが22.0%増の267億円で、ナイジェリア向けが大きく伸びた。韓国向けの刺し身が人気でタイが49.6%増の47億円だった。

このペースの伸びが維持できれば、19年の1兆円目標の達成が視野に入る。政府は日本貿易振興機構(JETRO)を通じ、海外で日本食のPRに力を入れ、日本産食品の需要拡大をめざす。放射性物質や検疫に関連した各国の輸入制限の撤廃を働きかけるほか、農家向けに輸出を目指す産地の育成を進めている。菅義偉官房長官は1月7日の記者会見で「(19年の)1兆円の目標達成は完全に視野に入った」との見通しを示している。

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