2019年2月20日(水)

英、離脱協定修正を要請へ EU強硬姿勢、「現実的な案を」

英EU離脱
ヨーロッパ
2019/2/7 18:55
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【ロンドン=中島裕介】メイ英首相は7日、欧州連合(EU)離脱問題の打開策の協議のため、EUのユンケル欧州委員長と会談する。メイ首相は会談で離脱協定案に盛り込まれたアイルランドの国境問題への対応策について、協定案そのものの書き換えを含めた「法的拘束力のある変更」を求める方針だ。

英・EUは過去の紛争の再発を避けるために、離脱後も英領の北アイルランドとEU加盟国アイルランドの間に、物理的な国境を置かない方針で合意済みだ。ただ英・EUで合意した離脱協定案にはその具体策が見つかるまで「英国全土を関税同盟に残す」といった「安全策」が盛り込まれた。これに英議会が「EUルールに縛られ続ける」と反発している。

このため会談でメイ首相は「英国が恒久的に安全策に拘束されるわけではない」という法的な保証が必要だと主張。これに伴って離脱協定案の修正を求める見通しだ。

ただEU側は厳しく対応する構えだ。トゥスク大統領は6日、会談について「行き詰まりをどう打開するか、現実的な提案を期待している」と英側に注文をつけた。英国で協定案に反対している強硬離脱派に対しても「どう安全に離脱を実行するかという計画の見取り図すら持たずに離脱を推進した人々」には「地獄の特別な場所」が望ましいと強烈に批判した。

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