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サンバイオ株、個人に傷痕(市場点描)

新薬の治験の不調を受けて株価が急落したサンバイオが個人投資家に傷痕を残している。大手ネット証券5社に聞き取ったところ、同社株を保有していた個人投資家には5社合計で35億円の信用取引の追加担保差し入れ義務(追い証)が発生した。この大半がサンバイオ株の急落で発生したとみられる。

サンバイオ株は4日まで4営業日連続で制限値幅の下限(ストップ安)水準まで下落した。5日も3割下げ、6日にようやく反発した。5日までの5日間の下落率は78%に達した。

ストップ安になった4日間は売り注文が買い注文を大きく上回り、取引終了時の配分でわずかな株数だけ売買が成立した。大半の投資家は思うように保有株を売却できず、含み損の拡大に打つ手がなかった。投資家の中には1億円を超える追い証が発生した人もいたという。

2016年には同じ創薬ベンチャーのアキュセラ・インク(現窪田製薬ホールディングス)株が連日のストップ安を演じ、多額の追い証が発生。回収しきれず損失を計上した証券会社も出た。派手な急落劇が繰り返されたものの「バイオ株に投資する際には情報をよく吟味してもらうしかない」(ネット証券)との声が漏れる。

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