三井E&SHD社長に岡氏

2019/2/7 13:00
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三井E&Sホールディングス(HD)は7日、社長に子会社の三井E&Sマシナリーの岡良一社長(60)を4月1日付で昇格させる人事を内定した。田中孝雄社長(68)は代表権のある会長に就く。同社は米国やインドネシアのプラント工事で損失が相次ぎ、2019年3月期に2期連続の最終赤字に陥る見込み。不振事業の縮小を含む収益構造改革を進めており、体制を刷新して再建に臨む。

執行体制では岡氏は最高執行責任者(COO)として実務を指揮し、田中氏は引き続き最高経営責任者(CEO)を兼ね、途上にある構造改革を担う。新たに副社長兼最高財務責任者(CFO)として筆頭株主の三井物産から松原圭吾顧問(63)を招き、悪化している財務基盤の改善を急ぐ。

田中氏は13年に社長に就任。祖業の造船以外の分野の出身者としては20年ぶりのトップとして、再生可能エネルギー分野での事業拡大や、生産の海外移管を進めた。ただ、米国での人手不足など外部情勢の変化もあり、主力事業の一つだったエンジニアリング部門で損失が相次いだ。

岡氏が社長を務める三井E&Sマシナリーは、クレーンや船舶用エンジンなど機械事業を手掛ける。海外市場でも高いシェアを持つ製品が多く、グループの収益の柱だ。事業の立て直しに向け、新規事業育成やリスクの見極めなどに岡氏が積んできた事業経営の経験を生かす。

岡 良一氏(おか・りょういち)81年(昭56年)東大工卒、三井造船(現三井E&Sホールディングス)入社。17年取締役常務執行役員。18年三井E&Sマシナリー社長。岡山県出身。60歳。

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