2019年9月18日(水)

能楽パリ公演が開幕 ジャポニスム2018、本格舞台で至芸

2019/2/7 10:12
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【パリ=小山雄嗣】フランス国内で開催中の日本文化紹介イベント「ジャポニスム2018」で、伝統芸能舞台のフィナーレを飾る能楽公演(日本経済新聞社など主催)が6日、パリ市内で開幕した。屋根や柱、橋掛かりのある能舞台を日本から持ち込み、海外では異例の本格的な上演形態を実現。観世流シテ方の浅見真州氏が「翁」と能「葵上(あおいのうえ)」を披露し、約500人の観客が至芸を堪能した。

「葵上(あおいのうえ)」の舞台(6日、パリ)(C)KOS-CREA

「葵上(あおいのうえ)」の舞台(6日、パリ)(C)KOS-CREA

公演は音楽ホール、シテ・ド・ラ・ミュージックで10日まで。ほかに観世流シテ方の梅若実氏が能「清経」、和泉流狂言方の野村萬氏が狂言「木六駄」などを上演する予定だ。浅見氏は「海外向けの味付けはせず、正統なやり方でお見せする」と語る。

初日を観劇したパリ市の研究者、ミカエル・ダンドリユさん(39)は「動きやリズム、音楽などフランスの舞台芸術とはすべてが異なり、神聖さが伝わった。文化の多様性に気づかされる体験だった」。同市の公務員、アントワーン・ブレゾンさん(32)は「細かいつくりの舞台と、細部まで神経の行き届いた歩き方に驚いた」と話した。

シテ・ド・ラ・ミュージックを運営するフィルハーモニー・ド・パリのローラン・ベイル総裁は「昔からのやり方を残す日本の伝統文化の価値をフランスの観客に理解してもらう最高の機会になった」と話している。

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