「びんご圏域」の学食で企業とランチ 人材確保へ支援
広島・岡山県6市2町の官民組織「びんご圏域活性化戦略会議」は地元企業が最大の課題とする人手不足・採用難への対応を強化する。2019年度から大学の食堂で学生と企業が交流する「モグジョブ」を実施する。6日、福山市役所(広島県福山市)で開いた会合で確認し合った。
まず福山市立大学と福山商工会議所が周知や企業募集を行い、同大の学食で交流会を開く。学生の地元就職を支援する。中小企業の「学生と知り合う機会が無い」「就職サイトでは大手企業ばかり目立ってしまう」といった声に応えた。すでに愛知県豊橋市で先行して取り組んでいるといい、今年度中に担当者を招いて勉強会を開く。
ドローン(小型無線機)を使った地域活性化にも取り組む。中山間地や島しょ部への食料・日用品の輸送や災害時の物資搬送などを検討する。インバウンドを含む観光客の誘致や、外国人住民の増加を受けた医療通訳ボランティアの養成・派遣にも連携して取り組む。