/

首都高値上げや専用レーンなど検討 東京五輪渋滞対策

2020年東京五輪・パラリンピックで課題となる首都高の渋滞に関し、大会組織委員会と東京都、国などは6日、混雑回避のパッケージ案を取りまとめた。通行料金の上乗せのほか、ナンバーによる通行制限や専用レーンなどを盛り込んだ。組織委や都などで今後協議を進め、3月中にも方向性を取りまとめる。

渋滞する首都高速道路(東京都千代田区)

有識者や首都高の運営会社、国土交通省などの関係機関と同日開いた交通輸送技術検討会で、渋滞対策について協議した。

組織委などは大会期間中の交通対策として、平日の15%の交通量削減を目標に、時差出勤や物流ルートの変更による「交通需要マネジメント(TDM)」への協力を企業などに呼びかけている。

ただ、都心部などで一律に10%の交通量が減ったとしても、23区内の一般道では利用台数が11%減るのに対し、首都高では6%減にとどまるとの試算結果が出た。

検討会は追加対策が必要とし、首都高の料金上乗せのほか、ナンバーによる通行規制、複数人が相乗りした車両を優先する「相乗り専用レーン」(HOVレーン)などを検討項目として挙げた。

関係者によると、首都高の通行料金上乗せ額は、500~3千円の複数案が挙がっている。中央環状線の内側などを候補に、具体的な区間や時間帯は今後、検討する。行楽客ら一般車両の不要不急の利用を控えてもらい、渋滞や混雑につながる通行量を減らすのが狙いだ。

ナンバー規制や相乗り専用レーンは、監視のための機器・人員の配置などの課題も指摘されており、組織委などは慎重に検討する。

経済活動への影響を考慮し、物流関係車両は対象外とする方針。

大会中は選手や大会役員らの輸送で専用バスなど約6千台が行き来する。何も対策を取らなければ、1日約100万台が通る首都高で渋滞が現状の2倍近くになるとの試算もある。市民生活や経済活動にも影響が出かねないため、対策が大きな課題となっている。

組織委などは大会関係者用の「五輪専用レーン」についても、首都高での一部導入などを含め、検討を進める。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン