2019年7月18日(木)

7/18 0:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 21,469.18 -66.07
日経平均先物(円)
大取,19/09月 ※
21,420 -80

[PR]

業績ニュース

高炉3社そろって下方修正、19年3月期 操業トラブル相次ぐ
新日鉄住金、今期事業益200億円引き下げ

2019/2/6 20:30
保存
共有
印刷
その他

新日鉄住金など高炉3社の決算が6日出そろい、全社が2019年3月期の業績見通しを下方修正した。足元は自動車や建設向けに鋼材需要が底堅く、国内では販売価格の上昇が続いている。だが、自然災害の影響に加えて高炉の操業トラブルが頻発し、需要増の追い風に乗り切れていない。

設備トラブルの頻発で国内の粗鋼生産量は18年に減少した(新日鉄住金の大分製鉄所)

新日鉄住金は6日、2019年3月期の連結事業利益(国際会計基準)が3300億円になると発表した。従来見通しから200億円引き下げた。

主因は和歌山製鉄所(和歌山市)の高炉トラブルだ。18年末から操業トラブルが発生し、30万トンの減産となる。さらに大分製鉄所(大分市)の高炉でも歩留まりが悪化した。通期の単独粗鋼生産量の見通しを前期比4%増の4210万トンから80万トン引き下げ、採算が悪化する。

また韓国で元徴用工への賠償を命じた判決が出たことに対して、宮本勝弘副社長は同日の記者会見で「業績見通しには織り込んでいない」と語った。

操業トラブルの影響がより大きいのがJFEホールディングスだ。

18年10月に西日本製鉄所岡山地区の高炉で操業トラブルが起きた。別の高炉2基でもトラブルが相次いだ。再開までの時間が長期化し、単独の粗鋼生産量は前期比146万トン減の2700万トンに落ち込む。その結果、19年3月期の連結営業利益の見通しを2200億円から1900億円へ引き下げた。

神戸製鋼所の鉄鋼事業は西日本豪雨の影響が出た。非鉄事業では半導体製造装置向けのアルミ厚板の需要が低迷し、通期の営業利益予想を450億円と、従来予想から50億円下方修正した。

足元では鋼材の主原料である鉄鉱石の価格が上昇傾向にある。ブラジルで1月に鉱山ダムが決壊する事故が発生。世界最大の鉄鉱石会社であるヴァーレは、年産1割に相当する4000万トン近い減産となる見通しを示した。

アジアや中国では市況が軟化しており、鋼材需要が堅調な日本に安い輸入材が入ってくる可能性もある。操業トラブルによる減産や原材料価格の上昇と重なれば、来期以降の収益環境が悪化する懸念がある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。