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森保ジャパン、南米選手権を大きな好機にしよう
サッカージャーナリスト 大住良之

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2019/2/8 6:30
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1月5日から2月1日までアラブ首長国連邦(UAE)で開催されたサッカーのアジアカップは、日本代表にとって残念な大会だった。他を圧倒する5回目の優勝を目前にして、決勝でカタールに1-3で敗れて準優勝。「今大会最強チーム」と喧(けん)伝されたイランを相手にした準決勝で見せたハイレベルな攻守は、決勝戦ではついに生まれなかった。

しかし優勝を逃したことで、この大会が日本代表に「赤字」だったかといえば、そうではないと思う。課題が見えただけでなく、いくつもの収穫があった大会だったからだ。

アジアカップは日本代表にとって課題と同時に、いくつもの収穫があった大会だった=共同

アジアカップは日本代表にとって課題と同時に、いくつもの収穫があった大会だった=共同

多彩な対応力、今後の財産

「経験豊富な選手と経験の浅い選手の融合を進めながらチームのレベルアップを図ることができた。厳しく難しいゲームを7試合でき、1試合ごとにいろいろな戦い方をしながらチームとしてのステップアップができた」

決勝戦後、森保一監督は「収穫」を問われてそう語った。

「森保ジャパン」のベースは「チーム一丸」であり、昨年のワールドカップで乗り越えることのできなかった「決勝トーナメント1回戦の壁」を突き破る重要な要素が、個として、そしてチームとしての「対応力」だ。

負傷していたGK東口順昭を除く22人がプレーの機会を得た。しかし出場時間が短かった選手、大会終盤の重要な局面でピッチに立つことができなかった選手ら、チーム内での立場はさまざまだった。それでも試合中には、誰もが自分がピッチに立っているように「参加」していた。決勝戦直前、ウオーミングアップの最中に、女性スタッフを含む日本代表チーム全員がピッチ中央で円陣を組んだシーンは、「チーム一丸」を象徴するものだった。

そしてこの大会で何よりも目を引いたのは、状況に応じて選手たちが戦い方を選び、試合のなかでシフトチェンジしていったことだった。相手の守備が堅固なとき、なかなか縦パスが通らないときには長いサイドチェンジのパスから打開策を見いだしたり、突然キリのように鋭い中央突破のプレーを繰り出したりした。相手のボールをなかなか奪えないとき、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦のような試合では、堅固な守備組織をつくって相手に決定機を与えなかった。そしてイラン戦のように主導権を握れそうになったら、前線からの果敢なプレスで試合を自分たちのものとした。7試合の経験は、日本代表に多彩な「対応力」をもたらした。これは今後の大きな財産となる。

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