半導体商社大手マクニカ(横浜市)傘下のマクニカネットワークスは6日、米メンローセキュリティーが提供する電子メールのサイバー攻撃対策サービスの取り扱いを開始したと発表した。添付ファイルやウェブページへのリンクをクラウド上での実行にとどめ、端末には表示情報だけを送ることで攻撃を防ぐ。高度化するビジネスメール詐欺などに対応する。
マクニカネットワークスはメンローと15年8月に代理店契約を締結。今回のサービスは、3年後に100社の40万ユーザーへの販売を目指す。想定価格は1000人規模の企業の場合で年間7300円(税抜き)。マクニカネットワークスは、他に米ファイア・アイや米クラウドストライクのセキュリティー製品を取り扱っている。
メンローセキュリティーは2013年の創業。米JPモルガン・チェースや英HSBCといった金融機関の顧客を多く抱える。