2019年4月21日(日)

乳児遺体にレジ袋で賠償 葬儀会社に66万円命令、神戸地裁

2019/2/6 9:30
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兵庫県丹波市で2017年に生後5カ月で死亡し、司法解剖後に引き渡された次男の遺体にレジ袋がかぶせられていたとして、両親が遺体を扱った神戸市の葬儀会社「平安」に計220万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、神戸地裁(山口浩司裁判官)は5日、「安易に考えて袋をかぶせた。不相当な行為だ」として66万円の支払いを命じた。

山口裁判官は判決理由で、処置室には体液漏れを防ぐためのポリ袋があったが、担当者が「乳児には大きすぎる」と判断してレジ袋を使ったと認定。周囲に別の袋を提供するよう依頼することもできたとして「レジ袋の使用を余儀なくされたわけではなかった。包帯を解かれて見られることはないだろうと安易に考えた」と指摘した。

判決によると、丹波市の自宅で17年10月4日、会社員、北野正己さん(41)の次男、正弥ちゃんが死亡。翌5日に県警丹波署で両親が遺体を引き取り、自宅で頭の包帯やテープを取るとレジ袋がかぶせられており、精神的苦痛を負った。

丹波署は正弥ちゃんの死亡に事件性はなく、突然死の疑いと判断した。

判決後の記者会見で、母の恵さん(37)は「再発防止を求める私たちの意向を認めてくれた」と評価した。

平安は「判決文を見ていないのでコメントできない」とした。〔共同〕

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