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英GSKと独メルク、がん免疫薬を共同開発 GSKが最大4600億円支払い

【フランクフルト=深尾幸生】英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)と独メルクは5日、治療が難しいがんに高い効果が期待されるがん免疫薬を共同で開発・販売すると発表した。開発の成果に応じてGSKはメルクに最大37億ユーロ(約4600億円)を払う。有望な新薬候補を獲得したいGSKと、高い費用がかかる新薬開発のリスクを分散したいメルクの利害が一致した。

独メルクは米メルクの源流になった総合化学メーカー(独ダルムシュタットのイノベーションセンター)=同社提供

共同開発するのはメルクが治験中の「M7874」。がん免疫薬と呼ばれ、がん細胞が免疫の働きにブレーキをかける仕組みを阻んで、異物を排除する免疫機能を高める働きを持つ。

GSKはメルクにまず3億ユーロを前払いする。開発に一定の効果が認められた時点で5億ユーロを追加で支払い、新薬として承認を受け商業化できたら29億ユーロを支払う。商業化した後は米国での販売はメルクが担当し、それ以外の地域をGSKが担当する。販売にともなう費用や利益は折半する。

がん免疫薬は小野薬品の「オプジーボ」や、独メルクとは資本関係のない米メルクの「キイトルーダ」などが知られる。従来の新薬開発が滞るなか、がん免疫薬は市場規模が全体で22年までに3兆円を超えるとの予測もある成長分野だ。

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