2019年4月21日(日)

ノーリツ、農業分野参入 ハウス栽培に二酸化炭素供給

関西
北関東・信越
2019/2/5 22:00
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ノーリツは5日、農業資材メーカーの誠和(栃木県下野市)と組んで農業分野に参入すると発表した。作物の光合成を促進する低温の炭酸ガスをハウスに供給するシステムを共同開発し、誠和が販売する。従来の炭酸ガス供給ではガスが高温になるため、夏季に使えない問題があった。ノーリツの熱交換技術で通年のガス供給を可能にし、農業の効率化につなげる。

システムの名称は「真呼吸」で、トマトやキュウリなどのハウス栽培で使用する。ハウス内の二酸化炭素(CO2)の不足をセンサーが検知すると、自動でボイラーが灯油を燃焼させてCO2を供給する。

ボイラーから出るガスの温度はノーリツの熱交換システムで60度未満に抑える。作物にガスが届く段階では「外気温と同じレベルまで下がる」(誠和の大出祐造社長)という。従来はガスの温度が100度を超えるため夏季は使えなかった。

低温のガス供給では液化炭酸ガスを使用する方法もあるが、コストが灯油式の約5倍に上る。誠和は顧客から低温のガス供給システムを望む声を受け、湯まわり機器で実績のあるノーリツに共同開発を依頼した。

3月から誠和がモニター販売を行い、今年夏の本格販売開始を目指す。モニター販売の価格は60万円(税抜き)。現在の市場規模は3000台程度で、今後農業の効率化ニーズが高まり市場が拡大するとみている。

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