中国CATL、ホンダとEV電池開発を発表

2019/2/5 18:46
保存
共有
印刷
その他

車載電池の世界大手、中国・寧徳時代新能源科技(CATL)は5日、ホンダと電気自動車(EV)など向けのリチウムイオン電池を共同開発すると発表した。今後ホンダが発売するEVやプラグインハイブリッド車(PHV)に電池を供給する。CATLは独BMWのほか独フォルクスワーゲン(VW)など世界の自動車大手に電池を供給する。ホンダを含めた日本勢との取引を強化し、世界市場を開拓する。

4日、CATLとホンダが正式に合意した。CATLは2027年までの長期にわたり、ホンダ向けに56ギガ(ギガは10億)ワット時分の電池を供給する。ホンダの研究開発を支援するため、19年前半に栃木県内に拠点もつくる。

世界的にEVの普及が進む中で、基幹部品の電池の重要性が増している。電池は重く、容量も大きいため輸送には向かない。ホンダは主に中国で販売するEVなどにCATLの電池を採用する。

ホンダは地域ごとにEV電池の調達先がある。日本ではGSユアサとの共同出資会社を持つほか、パナソニックからも調達する。北米市場向けは米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発し、GM経由で調達する予定だ。

CATLは11年創業の新興電池メーカーながら急成長を遂げ、パナソニックと並ぶ世界大手の一角となった。日産自動車も18年に中国で発売したEVにCATL製の電池を採用する。

EVに使われるリチウムイオン電池はソニーが1991年に世界に先駆けて実用化し、日本勢の「お家芸」とされてきた。ただ汎用化が進みCATLなど新興国メーカーの躍進が著しい。CATLは中国のほか、ドイツに工場建設を予定するなど世界で生産能力を増強している。将来的にはホンダ向けの電池は中国以外に、世界で発売する各種車両にも供給される見通しだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]