18年の半導体消費、中国勢が存在感 米ガートナー調べ

2019/2/5 17:16
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世界の半導体市場における中国企業の存在感が高まっている。米ガートナーは4日、2018年の半導体消費額上位10社のうち4社が中国企業だったと発表した。スマートフォン(スマホ)大手の小米(シャオミ)が加わり17年より1社増えた。米中貿易戦争や景気減速への懸念が広がっているが、大手は堅調に消費額を増やした。

3位の華為技術(ファーウェイ)は17年を45%上回る211億ドル(約2兆3000億円)を消費。主力製品のスマホはプロセッサーやメモリー、基地局は通信用の半導体を多く使う。17年の5位から順位を2つ上げた。スマホ大手のOPPO(オッポ)やvivo(ビボ)を傘下に持つ歩歩高電子(BBK)も6位を維持した。

シャオミは前年を63%上回る71億ドルを消費。17年の18位から大きく順位を上げて10位に入った。機能を絞った低価格スマホに強く、インド市場などでシェアを拡大している。テレビも展開しており、中国市場で販売が伸びている。

18年前半を中心に増えたデータセンターへの設備投資を反映し、関連企業の消費額も増えた。サーバーメーカーを傘下に持つ4位の米デルは、17年を27%上回る197億ドル。記憶装置などを製造する米キングストンテクノロジーの消費額は前年を49%上回る78億ドルとなり、17年の13位から8位へ順位を上げた。

全体の消費額は4766億ドルと17年に比べ13%伸びた。首位の韓国サムスン電子、2位の米アップルは順位こそ変わらなかったが、増加率は7%台と全体を下回った。スマホを中心に中国勢にシェアを奪われたことが響いたとみられる。

消費額上位10社のシェアは40.2%と、17年に比べ0.8ポイント上昇した。ガートナーは寡占化が進んだ影響で、「半導体ベンダーが高い利益率を維持することが難しくなる」と予想している。(龍元秀明)

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