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米中西部、20年大統領選の勝敗左右

(更新)

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領の2016年米大統領選勝利の原動力になったのが、「ラストベルト」と呼ばれる製造業が衰退した中西部での得票だ。中西部の白人労働者層の支持固めは20年大統領選での再選に不可欠で、トランプ氏は地域の雇用を左右する問題に敏感に反応している。

16年大統領選でトランプ氏がわずか1ポイント未満の得票率差で勝利した中西部ミシガン州、ウィスコンシン州。18年11月の中間選挙では逆に野党・民主党候補が知事選、上院選ともに勝利した。特にトランプ氏が大統領選で8ポイント差をつけて勝利したオハイオ州では、民主上院候補が約7ポイント差で共和党候補を破った。トランプ氏の中西部での求心力低下を表している可能性がある。

「大変失望した」。米ゼネラル・モーターズ(GM)が18年11月末、中西部オハイオ州やミシガン州などの北米5工場での生産休止を発表すると、トランプ氏は不満をぶちまけた。中西部の白人労働者の雇用確保を掲げてきた政権の経済政策に逆行する決定だからだ。

トランプ氏は好調な経済政策をアピールする戦略にも冷や水を浴びせかねないと警戒する。中西部の支持固めに躍起となるトランプ氏が保護主義的な貿易政策を加速する可能性も捨てきれない。

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