星野リゾート 新ホテル、35歳以下なら割引

2019/2/5 14:33
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星野リゾートは5日、主に若者を顧客層とした新ブランドホテル「BEB5(ベブファイブ)軽井沢」を長野県軽井沢町で開業した。35歳以下であれば1部屋(2~3人)1万6000円で泊まれる。手軽さを打ち出して、高齢者に比べて旅行の機会が少ない若年層の需要を引き出し、将来の顧客層を育てる。

場所は軽井沢駅から車で、中軽井沢駅から徒歩でともに15分程度。周囲には他の宿泊施設や商業施設、コンビニエンスストアもある。

ヤグラルームは木材を多く使い、簡素ながら落ち着いた雰囲気

ヤグラルームは木材を多く使い、簡素ながら落ち着いた雰囲気

客室は畳敷きで、木材などを使い気軽にくつろげる雰囲気にした。3人部屋の「ヤグラルーム」は面積を有効利用するため2層構造になっている。下段にはソファベッド、上段には2人用ベッドがある。広さは約20平方メートルで40室を用意した。

宿泊料金は1部屋1万8000円からと季節によって変わるが、35歳以下のみで泊まれば1万6000円の固定価格に割り引く。2人で泊まれば1人あたり8000円、3人だと5000円強となる計算だ。既に4、5月の大型連休はほぼ予約で埋まっている。

シンプルな2人部屋の「ツインルーム」も約20平方メートルで32室用意する。1部屋の料金はヤグラルームと同じに設定した。35歳以下なら1人あたりの料金は8000円程度になる。広さ約30平方メートルと余裕を持たせた2人部屋「ユニバーサルルーム」も1部屋ある。

5日の開業記者会見で星野佳路代表は「かなりチャレンジングなコンセプトだ」と述べた。旅行する若者の少なさが将来の国内旅行需要の低下を招くとかねて懸念していた。

カフェではコーヒーや軽食を出す

カフェではコーヒーや軽食を出す

打開策として箱根や日光などにある温泉旅館「界」で若者向け割引プランを販売しており、今回の新ホテル開業も若者の旅行需要喚起策の一つだ。本拠地の軽井沢で集客状況を見定めたうえで、BEB5をほかの地域にも展開していく考えだ。

食事は別料金。朝食時間帯は「羽根つきフレンチトースト」とスープ、ドリンクのセットが1200円。他の時間帯はアップルパイやキッシュなど提供する。通常料金1300円の同社温泉施設「トンボの湯」は500円で利用できる。

卓上アイスホッケーなどで遊べるようにした

卓上アイスホッケーなどで遊べるようにした

BEB5のコンセプトは「仲間とルーズに過ごす」。若者は旅行する際に「何をするか」や「誰と行くか」にこだわることに着目。仲間で利用できるように3人部屋を多く用意したほか、ホテル内の遊びの施設と観光案内も充実させた。

建物は屋外広場を囲むようなU字型の2階建て。1階の公共スペース「TAMARIBA」は飲食自由で、カフェを備える。ソファなどがあり、クッションやランタンも無料で貸し出して気軽にくつろいでもらう。

「スウェディッシュトーチ」と呼ばれるたき火でベーコンなどを調理して食べる

「スウェディッシュトーチ」と呼ばれるたき火でベーコンなどを調理して食べる

観光客が少なくなる冬場は氷点下になる寒さを楽しむ仕掛けもある。屋外広場にはたき火があり、各500円でリンゴやベーコンを焼いたり、ホットワインなどを楽しむ。氷の台でエアホッケーのように遊ぶ「卓上アイスホッケー」もできる。

チェックアウトは原則午前11時だが、ゆったり過ごせるように相談すれば午後1時ごろまで柔軟に対応できるという。

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