1月の投信市場、1180億円の資金流入超
1月の国内公募追加型株式投資信託(ETFを除く)の資金動向は、設定額から解約額を差し引いて約1180億円の資金流入超(QUICK資産運用研究所推計)だった。1年2カ月ぶりの流出超だった前月(確報値で610億円の流出超)から流入超に戻した。
投資対象の資産別に見ると、「海外株式型」に資金が戻った。資金流出超が続いていた「不動産投資信託(REIT)型」も小幅の流入超に転じた。
個別ファンドでみると、1月に資金流入超過額が大きかったのは、アセットマネジメントOneが1月31日に設定した「先進国ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)〈愛称:未来の世界(先進国)〉」で262億円。日本を含む先進国の株式に投資する。
2位は東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)〈愛称:円奏会〉」で164億円。1月末時点の純資産総額(残高)は、2012年11月の設定後で初めて5000億円を突破した。
流出超過額が最も多かったのは、アムンディ・ジャパンが運用する「日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算コース)」。98億円の流出超だった。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)