2019年6月16日(日)

鞆トンネル、修正ルート案を提示 広島県

2019/2/4 20:45
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広島県は1日夜、同県福山市鞆町で計画しているトンネルの修正ルート案を地元住民に示した。昨年12月に提示した原案を、住民の要望を入れて再検討した。住民からは「早く進めて」との声があがり、県は19年度当初予算案に必要な費用を盛り込む考えも示した。鞆港埋め立て・架橋計画の浮上から35年。ようやく代替案のトンネルが実現に向けて動き出す。

湯崎知事(正面左から3人目)らに意見を述べる住民(1日、広島県福山市鞆町で)

湯崎英彦知事が鞆町を訪れ、約140人の住民を前に説明した。

修正案は昨年末に示した最有力原案のトンネル出口を北に約400メートル移した。原案の出口付近の住民から騒音や振動への懸念が示されたことに配慮した。バイパス延長は約2.1キロメートル(うちトンネル約1.9キロ)。事業費は約60億円を見込み、中心部の交通量が半減するとした。作業が順調に進めば21年度にも着工、23年度の完成を目指す。

県は1983年、車のすれ違いができない鞆町中心部の交通対策として鞆港の埋め立て・架橋計画を策定した。しかし2009年、広島地裁は景観保護を理由に埋め立て免許差し止めを命令。その後に就任した湯崎知事は12年に計画を撤回、代替のトンネル案を提示した。

鞆町は福山市の中でも特に高齢化や人口減少が著しい地区だ。この日、最前列で湯崎知事の説明を聞いていた鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長は「今日は1つの節目になった。県は歩みを止めず、一日も早く完成させてほしい」と強調した。

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