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新風吹き込む新人・小園 生まれ変わる広島の旗印
編集委員 篠山正幸

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2019/2/5 6:30
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セ・リーグではV9巨人以来の4連覇を目指す広島。丸佳浩(巨人へ)が抜けた苦境を逆手に取るように、若い力を用いて、チームの刷新を図っている。高校出の新人としては異例のキャンプ1軍抜てきとなった小園海斗(18、兵庫・報徳学園)が、生まれ変わるチームの旗印となっている。

昨年、鳴り物入りで入団した中村奨成(広陵高)も、1年目の2017年に1軍出場した坂倉将吾(日大三高)も、春のキャンプは2軍からスタートした。高校出の選手に関してはじっくり育てる広島の慣行からすると、小園の1軍入りは相当のサプライズ人事だった。

多分に「チームは生まれ変わるんだ」とのメッセージを込めた政策的な狙いが含まれているようにもみえたが、どうやら、そうではない。

小園は左投手を苦にしない。ロングティーの飛距離も徐々に伸びてきた

小園は左投手を苦にしない。ロングティーの飛距離も徐々に伸びてきた

左打ちの小園。キャンプ初日のフリー打撃の相手は左投手だったが、苦にするでもなく、右に左にフェンス近くまで打球を飛ばした。「自分の思った通りのバッティングができたのはよかった」

左投手も右投手も苦にせず、広角に打てる打撃、遊撃の守備に走力を併せ持った小園への評価には高校の同期組の大阪桐蔭・根尾昂(中日)、同・藤原恭大(ロッテ)に勝るとも劣らないものがあった。ドラフトで4球団が競合した逸材は日々、器の大きさを示しつつある。

自主トレで重点的に下半身鍛える

「体力が全然ない。体つきも細いので、鍛えたい」とキャンプ前日に話した。だが178センチ、83キロの体は見た目にそんなに細くない。

2日、キャンプの視察に訪れた松田元オーナーは「ケツがでかい」と感心した。その昔、野球選手の力はお尻をみればわかる、といわれた。

オーナーもそうした"お尻派"らしく、すっかり魅了されたらしい。小園自身、自主トレなどで下半身を重点的に鍛えたといい、実際、腰回りが大きくなったそうだ。鍛え抜かれた先輩たちとは、筋肉の質など「中身」が違うのかもしれないが、堂々たるものだ。

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