中国、米産大豆100万トン購入 合意履行を強調

2019/2/2 13:34
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【北京=永井央紀】中国の国有企業、中糧集団は2日、米国産の大豆を新たに100万トン購入したと発表した。2018年12月の米中首脳会談での合意に基づく措置だと説明。貿易摩擦の解消に向けて中国が提案した米国の農産品輸入の拡大を履行する姿勢を示した。

中糧集団は「米中首脳間の合意を実行するため、すでに数百万トンの米国産大豆を分割購入したのに加えて、新たに100万トンを購入した」としている。習近平(シー・ジンピン)国家主席はトランプ米大統領に農産品やエネルギー資源の輸入拡大を約束。訪米している劉鶴副首相もトランプ氏との会談で「大豆輸入を500万トン増やす」と伝えた。

米中貿易協議をめぐっては中国の合意履行姿勢に対する米国の不信が強い。中糧集団の発表にはこうした懸念を払拭したい思惑がのぞく。ただ、米国が中国に求めているのは輸入拡大だけでない。技術移転の強制や産業補助金などに対する改善措置を具体的に示さなければ、根本的な解決に至らないとの見方が多い。

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