2019年2月20日(水)

鴻海、米工場建設を一転継続 トランプ氏が介入か

貿易摩擦
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2019/2/2 10:29 (2019/2/2 12:15更新)
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【台北=伊原健作、中村元】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は2日、トランプ米大統領から直接電話を受け、米中西部ウィスコンシン州での液晶パネル工場建設を継続すると明らかにした。人材不足や米中貿易摩擦によるパネル市況の悪化で建設を凍結していたが、トランプ氏の介入で一転、継続を決めたもようだ。

郭氏は2日午前、台北市内での講演で「昨晩トランプ氏から電話を受け、米国投資に期待していると言われた」と述べた。トランプ氏は計画を支援するとも話したという。鴻海によると従来の計画通り中小型液晶パネルを生産する「第6世代」工場を建設する。車載用ディスプレーの組み立て工場や人工知能(AI)などの研究開発センターも含め、投資分野を拡大するという。

トランプ氏は米時間1日、自身のツイッターに「(鴻海の)郭氏と話した。鴻海のウィスコンシン州(でのプロジェクト)で素晴らしいニュースがある」と投稿した。

鴻海の郭氏は17年にホワイトハウスでトランプ氏と記者会見し、総額100億ドル(約1兆900億円)を投じ、ウィスコンシン州に液晶パネル工場を中心とする産業園区を築くと発表した。直近ではパネル市況の悪化や採用の難航などを受け、中核のパネル工場の建設をストップしていた。

関係者によると、工場の技術支援を担うシャープや鴻海系の台湾パネル大手、群創光電(イノラックス)の特別チームは既に解散している。今回の方針転換で再び呼び戻される可能性が出てきた。

郭氏によると、トランプ氏は電話で「中国との貿易協議は順調で、合意に達するだろう」と話したという。

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