レーザーテクノ、生産性向上へ新拠点

2019/2/1 20:30
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金属加工のレーザーテクノ(新潟県田上町)は、同町内の工場と事務所を移転・集約する。受注の増加に伴い作業エリアが手狭になる中、広いスペースを活用して生産性を高める。5月に運用を開始する予定で、総投資額は約4億5000万円を見込む。新拠点に残る空きスペースを活用し、レーザー加工機の増設なども検討する。

新拠点を設ける土地の面積は約1万平方メートル。2階建ての事務所と平屋建ての工場の延べ床面積は、それぞれ約265平方メートルと約1820平方メートルだ。工場の面積は現在に比べて約2倍となる。5月の連休中に移転し、同月中に稼働をする。

新工場では加工機の位置などに変更を加えて現在の生産プロセスを見直し、5年後をめどに生産性を現状に比べて15~20%向上させる計画だ。

現在は機器数の増加などに伴い、工場内が手狭になっている。材料の保管スペースも機器から遠く、クレーンによる運搬に時間がかかるなど、効率に課題があった。

新事務所や工場の稼働後も、敷地内にはスペースが残る。主要な工程である板金のレーザー加工以外の切削や曲げといったプロセス専用のスペース増設も、5月の運用開始後に検討する。

近年の注文増に伴い、18年には生産効率の向上へ約1億5000万円を投じて新型のレーザー加工機を投入した。従来機に比べて3倍の早さで加工ができるのが特徴だ。

同社は4台のレーザー加工機を所有している。他方でスペースが手狭なことから機器の入れ替えはできても、増設は不可能だった。新拠点では広いスペースを活用し、機器数の単純増で加工速度を高めやすくする。

人員の拡充も進めている。18年12月から19年1月にかけて、工場現場の作業を担う人員を新たに5人採用した。現在の拠点では駐車場も満杯になっている。

中長期的な将来の人員強化をにらみ、新拠点では現在よりも駐車台数が約20台多い54台分の場所を設ける。

同社の18年9月期の売上高は前期比で20%増の5億5000万円となり、過去最高を更新した。レーザーを用いての板金加工を主力とする。設計図や履歴、加工過程などのシステム化やペーパーレス化に力を入れており、1個の試作加工から万単位の量産までを担いながら短納期で製品を出荷できる強みを持つ。

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