千葉大・JAが提携 スマート農業推進

2019/2/1 22:00
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千葉大学と千葉県農業協同組合中央会(JA千葉中央会)は1日、農業に関する共同研究や人材育成に向けた包括連携協定を結んだ。情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業の研究や農家の経営改革、物流システムの見直しなどの取り組みを想定している。千葉大の研究力とJAグループが持つ生産ノウハウを生かし、県内農業のレベルアップを図る。

千葉大西千葉キャンパス(千葉市)で開いた調印式で、徳久剛史学長は「千葉県の農業振興に資する新たなイノベーション創出を期待している」と述べた。JA千葉中央会の林茂寿会長も「農業生産や所得の拡大に向けて協力していきたい」と意欲を示した。

スマート農業では県内に実験農場を確保し、ICTやドローンを使った新たな栽培技術の開発に取り組むことを想定している。気象条件や土壌など生育環境と作物の品質との関連性を分析し、生産の最適化を目指す。人工知能(AI)の活用も視野に入れる。

千葉大の学生を農家の生産現場に派遣し、農業を肌で学ぶインターンシップも導入する。大学院生には農家と一緒に生産改革に取り組む「コンサルティング演習」の実施も検討している。

千葉大は「国立大学では唯一」(徳久学長)の園芸学部を擁し、植物について豊富な研究実績を持つ。JAグループとの連携には学内の環境リモートセンシング研究センターや環境健康フィールド科学センター、医学研究院などの研究組織も参加し、農業を多角的に研究する。

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