2019年4月25日(木)

インフル患者、過去最多 全都道府県で警報レベル

2019/2/1 17:02
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厚生労働省は1日、1月21~27日の1週間に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり57.09人だったと発表した。昨シーズンのピークだった54.33人を上回り、1999年の調査開始以来、最多。全都道府県で警報を出す基準(30人超)となった。全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数は推計約222万6千人で前週を約10万人上回った。流行拡大が続く中、厚労省は最大限の警戒を呼びかけている。

今シーズンの患者数を押し上げている要因は、A型の2タイプのウイルスが同時流行していることが大きい。2009年に新型インフルエンザとして流行したA型の一つ「H1N1」型とA香港型だ。直近5週間でのウイルス検出状況では、この2ウイルスでほぼ全部を占める。

厚労省によると、通常の年は流行原因となるウイルスは1タイプのことが多い。累計患者数が過去最多だった昨シーズンはA型とB型の2つが同時にはやったことが感染拡大につながった。「2タイプが同時流行するケースはあまりない」(結核感染症課)

高齢者が生活している介護施設などで集団感染して死亡する事例が相次ぐほか、子供の感染が多い。休校や学年閉鎖、学級閉鎖となった保育所、幼稚園、小中高は前週の6343施設から8928施設と大幅に増えた。入院患者は70歳代以上が約6割を占めたほか、1~9歳が約2割だった。

全国約5000の定点医療機関から報告された患者数を都道府県別にみると、最多は埼玉(84.09人)、新潟(77.70人)、千葉県(73.00人)と続いた。31都道府県では前週の報告数を上回った一方で、16府県で減少した。今シーズンの累計は推計約764万1千人となった。

厚労省はこまめな手洗いやせきやくしゃみが出た場合にマスク着用の徹底を呼びかけている。根本匠厚生労働相は1日の閣議後記者会見で「具合が悪い場合は早めの受診をお願いしたい」と話した。

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