2019年5月25日(土)

LINEと任天堂、スマホ向けゲーム開発 マリオが海外展開助太刀

2019/2/1 18:00
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LINEは1日、任天堂とスマートフォン(スマホ)向けゲームを共同開発すると発表した。人気ゲーム「ドクターマリオ」をもとにしたパズルゲームで、2019年夏に配信を始める。任天堂のブランド力や海外の販路を生かして、スマホゲーム事業を一段と広げる。ゲームで稼いだ資金を人工知能(AI)などの新規分野の投資に回す。

LINEと任天堂がスマホゲームで協業するのは初めて。新ゲーム「ドクターマリオワールド」は、日本語や英語など複数言語に対応し、日本や米国など60の国・地域で配信する。ダウンロードは無料で、ゲーム内の課金で収入を得る。

国内で月7900万人が活用する対話アプリを生かし、友達と対戦する遊び方も想定される。任天堂の古川俊太郎社長は「対話アプリを支える技術は、新たなゲームの非常に強い基盤になる」と語った。

LINEは金融やIT(情報技術)が融合するフィンテックとAIなどを戦略分野として、19年に600億円投じる計画を立てている。投資資金はコンテンツや広告など既存事業の利益から捻出する。ゲーム事業の成長は、成長戦略に欠かせないものになっている。

ただ、足元のゲーム事業は伸び悩んでいる。ゲームを含むコンテンツ事業の2018年の売上収益は前年比5%減の382億円だった。

米調査会社のアップアニーによると、日本のスマホゲーム市場は18年に前年比6.9%増の約132億ドル(約1兆4000億円)になった。ただ、中国のネット大手の網易(ネットイース)や騰訊控股(テンセント)が日本市場に参入するなど、競争が激化している。

国内市場が苦戦するなか、ゲーム事業の成長を海外に求める。漫画雑誌の週刊少年ジャンプの人気キャラクターをモチーフにした「ジャンプチヒーローズ」を今春から台湾・香港・マカオで配信する。任天堂と組むことで海外展開を加速させる狙いだ。

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