厚労省、隠蔽認める 賃金構造統計の不適切調査
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厚生労働省は1日、賃金構造基本統計の不適切調査問題で記者会見し、同省の担当室長が郵送による調査は不適切だと認識しながら、総務省が1月に実施した統計の一斉点検で報告しなかったことを明らかにした。違反は少なくとも2006年から行われていた。同省は「隠蔽の意図は否定できない」と隠蔽を事実上、認めた。
賃金構造基本統計は政府が特に重視する56の基幹統計の1つ。調査員が直接訪問する決まりに違反し、郵送での...
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