ファミリーマートは1日、全国の2千店で地域の子どもらと交流するイベントを開くと発表した。3月から順次、「イートイン」コーナーのある店舗で子どもや保護者を対象に、一緒に食事をしたり、レジなどの店内業務を体験する場を設けたりする。近隣住民との交流を通じて、地域に根ざした店舗を作る。
「ファミマこども食堂」を全47都道府県の店舗で実施する。参加料金は小学生以下の子どもは100円、中学生以上や保護者が400円で、弁当やスイーツ、飲料などを提供する予定。参加人数は1回あたり10人程度を想定している。
2018年8月~19年1月にかけて東京都や神奈川県など5店で実施したところ好評だったため全国に広げる。「子ども食堂」は、経済事情が苦しい家庭の子どもなどに無料や低価格で食事を提供することが多い。「ファミマこども食堂」では、貧困世帯への扶助よりも地域に住む子どもらとの交流を主な目的としている。